学業や仕事の理由やその他個人的に一人で生活したいなどで一人暮らしをする方が増えています。一人暮らしをするにはご自身で収支を管理しながら生活を進めていく必要があります。ただし、一人暮らしの経験が短い場合によくありがちなこととして、毎月お金が足りなくなる「金欠」状態になることが挙げられます。
今回は、一人暮らしで金欠になる最も多い要因とその対策について考えてみます。
一人暮らしで発生する生活上に必要な費用とは
一人暮らしをする上で、毎月生活する上で必要な費用が多く発生します。主に必要となる費用として主に7つが挙げられます。
1.家賃
2.食費
3.光熱費
4.通信費
5.被服費
6.交通費
7.交際費
そのうち、生活する上で、最も多くの割合を占める費用としては家賃と食費が挙げられます。家賃は地域によって異なりますが、3万円から6万円毎月支払う必要があります。都内などになれば、利便性が高い地域であれば8万円以上する物件も珍しく有りません。また、食費についても、2万円から3万円ほどの出費が必要になります。
外食が多いと食費が高騰し金欠要因に
一人暮らしで金欠に陥る要因として多いのは、外食が多くなり食費が高騰してしまうことです。外食となれば、1食500円から1,000円ほどの出費となります。自分で作るのが面倒であるという理由で、毎日、外食すると生活費の中に占める食費の割合は大変高くなります。
食費については、自炊すれば問題は解決しますが、仕事で忙しい方や料理が得意ではない方にとっては難しい場合もあります。最低でも、ご飯はご自身で炊いて、惣菜などはスーパーマーケットの惣菜や街中のお惣菜屋を利用するなどすると、節約になります。特に、夕方などは割引になることも多いのでこれらもうまく活用すると良いでしょう。
知人との付き合いが増え交際費が多くなる
一人暮らしをすると、比較的ご自身で自由に時間を使えることになるほか、仕事や学業などで人付き合いも増える時期でもありますので、交際費も増える傾向にあります。
そのため、付き合いが多い方は交際費が増える傾向が見受けられます。特に、飲み会が多い場合など、仮に1回5,000円で毎週参加するとなれば、月2万円以上の出費となることになります。
また、付き合いが多いと、関連費用として交通費が増える、被服費が増えるなど、交際費だけではなく他の生活費の支出増加にも繋がる傾向にあります。
交際費については、本当に必要なものを選択し、ご自身にとって本当に意味があるものを参加するなど、ご自身で参加可否を判断することが重要です。
また、交際費とは少々異なりますが、趣味関連にも没頭しすぎて、関連支出が増えて金欠につながるケースもあります。そのため、事前にご自身の収入を把握し、無理のない範囲で予算計画を行い、支出することが重要です。
スマートフォンなどの家計簿アプリで収支管理がおすすめ！
一人暮らしで出費が多く、いつも金欠ぎりぎりになっている、もしくは、すでに毎月金欠であるという方は、始めに、ご自身の収支を把握することから始めます。
近年ではパソコンやスマートフォンで活用できる家計簿アプリが登場し気軽に活用できます。家計簿アプリの代表サービスとしては、「マネーフォワード」や「マネーツリー」、「Zaim」などがあります。いずれも無料版と有料版があります。
これらの家計簿アプリを活用することで、銀行口座やクレジットカードなどと連携し自動でデータを取得後分析を行い、収支を簡単に確認することができます。そのため、一部、現金などについては、手入力が必要になるものの、ほとんど自動で活用でき、Excelでの管理や家計簿帳に比べて、手間を削減しながら、収支を管理できるのが特徴です。
