クレジットカードを利用してキャッシングする場合の注意点を解説

クレジットカードには、普段のお買い物の決済として使えるショッピング利用の他、緊急時など現金を借り入れできる「キャッシング機能」が付帯しています。ただし、クレジットカードのキャッシングを利用する場合、事前に注意点を把握した上で利用することが重要です。今回、クレジットカードのキャッシングを利用する場合における注意点を解説します。

  1. クレジットカードは決済機能の他、ATMで現金を引き出せる
  2. キャッシングを利用した場合、金利と合わせて返済が必要
  3. キャッシングで借り入れできる上限額が決められている
  4. ショッピング枠を多く使っているとキャッシングが利用できない場合も

クレジットカードは決済機能の他、ATMで現金を引き出せる

クレジットカードは、普段のお買い物の決済で利用するイメージが強いですが、ショッピングでの決済機能の他、キャッシング機能を利用することで、ATMを利用して現金を引き出すことも可能です。

キャッシング機能は、ショッピング利用による決済と同様に、現金による借り入れになりますので、後日返済する必要があります。

例えば、普段は手持ちの銀行口座を通帳やキャッシュカードを利用して現金を引き出しているが、出費が多くなった場合などで口座に残高が少ない状況で、緊急で現金が必要になった場合など便利に活用できます。

また、このキャッシング機能は海外でも利用できますので、海外のATMを使うことで現地通貨を引き出すことができますので、海外旅行や出張の場合、日本円の現金を両替する手間省けます。

キャッシングを利用した場合、金利と合わせて返済が必要

クレジットカードのキャッシングを利用した場合、通常のショッピング利用とは異なり金利を上乗せして返済する必要があります。

クレジットカードの場合、支払い回数が1回から2回であれば利用金額のみの返済で終わりますが、キャッシングは翌月1回で返済もしくは分割で返済する場合でも金利の支払いが発生します。

クレジットカードのキャッシングの金利は年率15%~18%に設定されており、決して安い金額ではありません。例えば、1万円キャッシング機能を利用して借り入れした場合、年率15%であれば1,500円の支払いが必要です。

キャッシングで借り入れできる上限額が決められている

キャッシングで借り入れを行いたい場合、上限額を把握した上で利用することが重要です。キャッシングは契約者の支払い能力など総合的に判断して利用枠が定められています。

そのため、いくらでも借り入れができるわけではありませんので注意が必要です。

キャッシング機能の利用枠については、クレジットカードを契約した時に送付されたはがきや案内書に記載されている他、クレジットカード会社のご自身専用のページにログインすると確認することができます。

ショッピング枠を多く使っているとキャッシングが利用できない場合も

クレジットカードの利用は、お買い物の際に支払いでの利用することが多いかと思いますが、ショッピング枠も同様に利用枠が定められています。実は、このショッピング枠はキャッシング枠と連動している場合があります。

そのため、キャッシングを利用しようとしても、当月のショッピング利用が多い場合、キャッシングが利用できない場合もありますので注意が必要です。

例えば、「ショッピング枠が50万円、内キャッシング枠が10万円」の記載が合った場合、ショッピング枠50万円の中に10万円のキャッシング枠が設けられていることになります。利用枠の記載に「内」という記載があれば、ショッピング枠に含まれています。

そのため、既にショッピング枠で45万円使っていた場合、キャッシングが利用できる金額は5万円になります。

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