債務整理にかかる費用は?全種類の平均相場を紹介します

債務整理を行おうと思っても、債務整理を専門家に依頼するとなれば当然依頼料がかかります。この依頼料がネックとなって債務整理を行うことを躊躇している人も多いのです。では債務整理の費用はどのくらいかかるのか、紹介していきます。

任意整理の平均費用

まずは任意整理の費用から紹介しましょう。

任意整理の場合、着手金と成功報酬が必要になるケースがほとんどです。着手金は任意整理をする会社1社あたり3~4万円程が相場となっています。

成功報酬は成功報酬の20%程が平均となっているので、大体10万円前後が平均相場となっています。

成功報酬の数値は依頼する事務所によって変動します。20%前後の数値を設定しているところがほとんどですが、中には20%以下の数値を設定しているところもあります。

当然数値が低ければ低いほど支払う額が少なく済むので、経済的に余裕がない人は数値を低く設定しているところに依頼すると良いでしょう。

また着手金に関しては不要のところもあります。着手金がなければ成功報酬だけということになるので、着手金が発生する事務所よりもとてもお得だと言えます。

こちらも事務所によって必要か不要かが別れるので、着手金不要の事務所を探してみてもいいですね。

個人再生の平均費用

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個人再生には着手金・成功報酬が必要になります。この個人再生を行うということは多額の借金を抱えているということでしょう。

借金が高額の場合は司法書士に手続きを代行してもらうことができないので、弁護士に依頼することをおすすめします。ただ弁護士に依頼すると司法書士よりも費用が高くなることに注意しておいてください。

着手金は40~80万円ほどが平均相場となっています。成功報酬は減額された借金の10~20%の額です。

個人再生は総借金額を5分の1まで減額する手続きです。そのため10~20%とは言っても、成功報酬に関してもかなり高額になるということは覚悟しておいた方が良いでしょう。

また個人再生は裁判所を通して行う手続きなので、裁判所での手続きの際に諸費用が必要なります。ただこれは弁護士に依頼すれば、着手金・基本報酬に含まれていることがほとんどです。

自己破産の平均費用

自己破産には着手金・成功報酬が必要となります。成功報酬は必要なところもあれば、不要のところもあります。

着手金は40~60万円が平均相場となっています。成功報酬は0~20万円です。

自己破産も個人再生同様、裁判所を通す手続きになります。裁判所での手続きでかかる諸費用は2万円弱です。この金額は裁判所によって違いますので、大体このくらいの金額が手続きに必要と思っておきましょう。

自己破産をするということは経済的に余裕がないということです。そのためできるだけ安く費用を抑えたいという人がほとんどでしょう。

その場合は成功報酬がないところを選ぶだけでも随分と違います。ですので成功報酬0円というところを探すと良いでしょう。

またどれだけ費用が安くても債務整理を得意としていないところを選ぶといい結果を得られない可能性もあります。費用を安く抑えられるところを探すのも重要ですが、債務整理に特化した事務所選びも重要ですよ。

費用はすぐに用意しなくてもOK

債務整理を行う=経済的に余裕がない。これだ誰もが一緒だと思います。返済が困難になったことから債務整理を行うという判断をしたと思うので、依頼料がネックになるのも当然のことです。

この債務整理にかかる費用は、後払い・分割払いに応じしている事務所がほとんどです。そのためすぐに高額の費用を用意せずに済むので、依頼料が払えないから…という理由で債務整理を諦めることはありません。

事務所によって後払い・分割払いの回数は違います。どこの事務所も多めに設定していますが、この回数についてもきちんと確認しておきましょう。

できれば依頼する前にこの不安な点は解消しておきたいので、無料相談の際に依頼料に関してもきちんと相談しておくと良いですね。

どのくらいの額なら分割払いで返していけるかを事前に確認しておき、その額で分割払いをしていくことは可能か。可能であればその事務所に債務整理をお願いしましょう。

まとめ

債務整理というのはお金がかかることです。自分で行えば当然費用は掛かりませんが、自分で行うとなるとすべての手続きを誰の手も借りずに行うこととなります。

任意整理などはできたとしても、自己破産や個人再生などは任意整理とは違って手続きが非常に難しいとされています。

こういった分野に知識があれば別ですが、あまり知識がない場合は専門家に依頼した方が良いでしょう。

上記にも書いたように司法書士か弁護士に依頼するかによって依頼料は変わります。司法書士は代行できる案件の範囲が狭いですが、その分依頼料が安く済みます。

わからないことのサポートは受けられますので、時間に余裕がある場合は司法書士のサポートを受けながら自分で手続きをしてもいいでしょう。

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