信用情報に返済遅延の事実が登録された場合、今あるクレジットカードは引き続き使える?

クレジットカードやカードローンなどお金を借りる場合、信用情報を参照してこれまでの融資履歴などを参照した上で利用可否の判断が行われますが、何かしらの理由で信用情報に記載された場合、今使っているクレジットカードは引き続き使えるのか気になる方も多いかと思います。

今回は、信用情報にブラックリストとして登録された場合は、今あるクレジットカードは引き続き使えるのか調べてみました。

  1. 信用情報に登録された場合、新たな借入などはできなくなる
  2. クレジットカードの返済遅延が要因であればカードは無効に
  3. クレジットカード以外の要因でも利用に制限がかかることも

信用情報に登録された場合、新たな借入などはできなくなる

信用情報は、これまでの融資履歴や返済履歴などを記録している情報で、信用情報を管理してる会社がその情報を管理し、クレジットカード会社やカードローン、消費者金融、住宅ローン、自動車ローンといった各種ローンサービスの利用申し込みなどがあった時点で、その情報を参照し信用力を調査し利用可否を判断する材料として活用されています。

信用情報を管理している会社は株式会社日本信用情報機構株式会社シー・アイ・シー(CIC)全国銀行個人信用情報センターの3つの機関が担っています。

万が一、返済が遅れ督促しても返済の確認ができない場合は、金融機関よりその情報が信用機関に登録され、その事実が共有されることで、それ以降、新規に借り入れを行う場合、信用力に問題がありと判断され利用が断られる可能性が考えられます。

クレジットカードの返済遅延が要因であればカードは無効に

信用情報に返済遅延などの情報が乗った場合において、そもそもの原因がクレジットカードの返済遅延であった場合は、クレジットカードは強制的に解約となります。また、残高についても一括で返済となります。

返済遅延といっても、うっかりと振替に指定している口座に入金し忘れた場合など迅速に返済の対応をした場合は、信用情報に登録されることはありません。

また、信用情報に乗る前に、3回程度督促連絡が届きますので、それで対応ができれば信用情報に乗ることはありません。ただし、信用情報に乗らなくても、クレジットカード会社の中で信用が低下している可能性もありますので、その後の取引は十分に注意する必要があります。

クレジットカード以外の要因でも利用に制限がかかることも

一方で、クレジットカードは通常通り返済しているが、他のローンサービスなどで返済が遅れ、その事実が信用情報に乗った場合は、現在使用しているクレジットカードや他のローンサービスにも影響を及ぼすことが考えられます。

通常、クレジットカード会社は月に1回程度の感覚で返済履歴や情報登録などを行っています。その際に他のローンサービスなどで遅延の事実が確認された場合は、クレジットカードの利用限度額が引き下げられる、次のクレジットカードの更新ができなくなる、最悪の場合は、クレジットカード会社が確認後すぐにクレジットカードの利用が停止となることも考えられます。

そのため、返済遅延が発生してその事実が登録された場合は、他のサービスにも影響を及ぼしますので、計画的にローンサービス、クレジットカードの利用が重要です。

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