賃貸住宅の家賃の支払いを滞納した場合どうなるのかについて解説しました。賃貸住宅は持ち家とは異なり、家賃を払わなければ住まいを失うリスクがあることから、優先して支払う必要があります。ただ、急な出費が重なる、収入が減少するなどして家賃の支払いが厳しいと感じたことがある方も多いかと思います。
今回は、家賃の支払いが厳しくなった場合において、直ぐにできる対処方法を解説します。
家族や友人などに相談する
家賃を支払わなければ、住まいを失うリスクが高いだけに、支払いが厳しくてもなんとしてでも支払う必要があります。そんなときに、頼りになるのは家族や友人など知人に相談して、お金を借りることです。
ただし、家賃は5万円から10万円など友人に借りるには若干高額となりますので、家族など血縁関係がある方に相談することをおすすめします。
血縁関係にある方であれば、ご自身の事情を知っていることも多く、緊急事態であればお金が借りやすくなると言えます。ただし、出費が一時的に増えた、収入が一時的に減少したなど、一時的にお金を借りて返済できる状況に復活することが条件となります。
勤務先に相談する
ご自身が会社や団体に努めている場合は、勤務先に相談する方法もあります。個人的なことであるため、勤務先に相談しづらい事情であるかと思いますが、勤務先はご自身がしっかりと働くことが出来るようフォローする義務があります。そのため、家賃の支払いが厳しい場合は、一時的に立て替えの措置を行ってくれる場合もあります。
ただし、勤務先の業績低迷などで収入が減った場合などにおいては、家賃の立て替えは難しいと思いますので、そういった通知があった時点で、生活への影響を把握し、事前に支出を減らす、家賃が安い物件に住み替えるなど、ご自身で支払いが難しくなる前に対処しておく必要があるといえます。
アルバイトなど臨時で働く
一時的にアルバイトなど臨時で働いて、家賃を稼ぐ方法もあります。家賃は早急に支払う必要があるため、普通のアルバイトのように応募して結果を待って仕事を始めるのでは時間がかかりますので、季節と関連して一時的に人手が必要となる仕事を中心に応募することをおすすめします。例えば、年末年始であれば年賀状配達やお歳暮の仕分けなどの仕事があります。
ただし、会社員などであれば勤務先の就業規則において、異なる企業での就業を禁止している場合もありますので、事前に確認しておく必要があります。
キャッシングやカードローンを利用する
キャッシングやカードローンなど金融機関からお金を借りて家賃を支払う方法もできます。こちらは、家賃の支払いが近く迫っている場合における最終手段であると言えます。
キャッシングやカードローンは、お手持ちのクレジットカードでも可能である他、お取引のある銀行でもカードローンを申し込むことで身近に利用することができます。また、最近ではスマートフォンだけでキャッシングが可能なサービスも登場しており、これまで紹介した方法で時間がない場合は直ぐにお金を借りることが出来る手段であると言えます。
