生命保険の保険金額はどのくらい?ほかの人は、いくらの生命保険に入っているのか?

「生命保険の保険金額の相場はどのくらいですか?」

生命保険に入るとした場合、どのくらいの保険金額にするのが一般的なのでしょうか?今回は、生命保険の保険金額について解説します。

生命保険の保険金額

生命保険文化センターの発表している「生命保険に関する全国実態調査」の様々な生命保険の保険金額データを見てみます。

世帯の普通死亡保険金額

調査年全生保民保簡保JA共済
2009年2978万円2758万円676万円2292万円861万円
2012年2763万円2506万円588万円2293万円830万円
2015年2423万円2335万円540万円1773万円735万円
2018年2255万円2079万円491万円1867万円731万円
2021年2027万円1927万円410万円1304万円591万円
出典:生命保険文化センター/生命保険に関する全国実態調査

全生保:全生保は民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、県民共済・生協などの合計数値
民保:民間の生命保険のこと(かんぽ生命を含む)

  • 死亡保険金額は年々減少傾向にある
  • 加入している生命保険の平均の保険金額は2027万円
  • 加入している民間の生命保険の平均の保険金額は1927万円

年齢別の世帯の普通死亡保険金額

年齢2009年2012年2015年2018年2021年
全体2978万円2763万円2423万円2255万円2027万円
29歳以下2583万円1902万円2405万円2475万円1754万円
30~34歳3082万円3126万円3093万円2883万円2516万円
35~39歳3636万円3203万円3050万円2857万円2525万円
40~44歳4130万円3760万円3277万円3032万円2714万円
45~49歳3822万円3918万円3287万円3050万円2980万円
50~54歳3932万円3789万円3388万円3183万円2296万円
55~59歳3543万円3202万円3175万円2618万円2312万円
60~64歳2684万円2545万円2362万円2493万円2033万円
65~69歳2032万円1725万円1799万円1615万円1478万円
70~74歳1881万円1661万円1288万円1367万円1460万円
75~79歳1663万円1586万円989万円1210万円1058万円
80~84歳1522万円1214万円1411万円1059万円876万円
85~89歳925万円2074万円692万円1019万円1104万円
90歳以上2316万円1200万円1802万円1336万円684万円
出典:生命保険文化センター/生命保険に関する全国実態調査
  • 一番目に保険金額が高い年齢層は、45~49歳で2980万円
  • 二番目に保険金額が高い年齢層は、40~44歳で2714万円
  • 三番目に保険金額が高い年齢層は、35~39歳で2525万円

世帯年収別の世帯の普通死亡保険金額

調査年全生保民保簡保JA共済
200万円未満952万円870万円346万円846万円496万円
200~300万円未満990万円963万円293万円827万円351万円
300~400万円未満1280万円1263万円477万円1112万円497万円
400~500万円未満1575万円1495万円362万円1340万円481万円
500~600万円未満1977万円1806万円279万円1157万円659万円
600~700万円未満2253万円2096万円538万円1175万円611万円
700~1000万円未満2493万円2300万円520万円1457万円747万円
1000万円以上3731万円3574万円394万円1982万円773万円
出典:生命保険文化センター/生命保険に関する全国実態調査
  • 世帯年収が高いほど、保険金額が高い。1000万円以上で3731万円
  • 世帯年収が低いほど、保険金額が低い。200万円未満で952万円

世帯主の普通死亡保険金額

調査年全生保民保簡保JA共済
2009年1768万円1787万円445万円1624万円583万円
2012年1671万円1655万円422万円1521万円598万円
2015年1509万円1522万円411万円1350万円521万円
2018年1406万円1368万円351万円1280万円495万円
2021年1386万円1385万円405万円1142万円483万円

世帯主の加入している生命保険の平均の保険金額は1386万円
世帯主の加入している民間の生命保険の平均の保険金額は1385万円

配偶者の普通死亡保険金額

調査年全生保民保簡保JA共済
2009年892万円837万円384万円1094万円393万円
2012年892万円826万円373万円1057万円408万円
2015年805万円773万円348万円901万円328万円
2018年767万円718万円311万円936万円338万円
出典:生命保険文化センター/生命保険に関する全国実態調査
  • 配偶者の加入している生命保険の平均の保険金額は767万円
  • 配偶者の加入している民間の生命保険の平均の保険金額は718万円

世帯主の疾病入院給付金日額

調査年全生保民保簡保JA共済
2009年10400円9200円6600円7400円6200円
2012年10000円9200円6200円7600円6100円
2015年9600円8900円5900円7400円6200円
2018年9900円9100円5700円7600円6200円
2021年9800円9200円6600円10300円6300円
出典:生命保険文化センター/生命保険に関する全国実態調査
  • 世帯主の加入している生命保険の平均の疾病入院給付金日額は9800円
  • 世帯主の加入している民間の生命保険の平均の疾病入院給付金日額は9200円

配偶者の疾病入院給付金日額

調査年全生保民保簡保JA共済
2009年8500円7300円5600円6400円5400円
2012年8500円7700円5300円6900円5200円
2015年8300円7500円5200円6800円5300円
2018年8400円7600円5200円6600円5500円
2021年8100円7700円5900円6900円5700円
出典:生命保険文化センター/生命保険に関する全国実態調査
  • 配偶者の加入している生命保険の平均の疾病入院給付金日額は8100円
  • 配偶者の加入している民間の生命保険の平均の疾病入院給付金日額は7700円

まとめ

生命保険の普通死亡保険金額のデータを見てみると・・・

  • 生命保険の保険金額は、平均約2000万円
  • 45~49歳が最大で、45~49歳まで上昇して、45~49歳から下降する形になる
  • 年収が高いほど、保険金額は高くなり、年収が低いほど、保険金額は安くなる
  • 世帯主の平均の保険金額は、1386万円で、配偶者の平均の保険金額は767万円
  • 疾病入院給付金日額は、平均約10000円

ということがわかります。

生命保険の保険金額というのは、必要保障額から計算するもので、人によって違いがでるのですが、「どのくらいの保険金額が適正なのか?」を判断するうえでは、非常に参考になるデータと言えます。

ご自身の年齢、世帯年収などから、自分と近い属性の方がどのくらいの保険金額で生命保険に加入しているのか?確認した上で、必要保障額のシミュレーションをして、自分なりの適切な生命保険金額を見つける必要があります。