生命保険とは？生命保険の仕組み・種類・役割をわかりやすく解説

多数の人が保険料を支払うことで、「もしものこと」つまり、死亡、病気、ケガ、介護などが発生した時に、集められた保険料の中から、保険金や給付金が支払われる仕組みのこと

生命保険は、保険料を支払うことで、死亡、病気、ケガ、介護などが発生した時に、必要になる費用を保険金・給付金で賄うことができる制度

契約者本人というよりは、残されたご家族の資金を確保するための役割と言えます。

生命保険の医療保障（医療保険）では、病気・ケガが発生した場合、治療費、入院費、手術費用が保険金で支払われます。万が一、病気・ケガに遭ったとしても、生命保険に入っていれば、費用の心配が不要になるのです。

要介護状態になった時に、一定の費用が保険金で支払われる機能も、生命保険の介護保障（介護保険）にはあります。

生命保険の一つである就業不能保険には、病気・ケガで働けなくなった場合に、保険金が支払われる機能があります。

積み立てタイプであれば、支払ったお金が増えるのですから、貯金などと同じように「貯蓄」としても使えるのです。

被保険者（保険の対象者）が死亡、または高度障害状態になったときに保険金が支払われる生命保険のこと

死亡保険の中で、補償される期間が●年（10年、20年）、もしくは●歳まで（50歳、60歳）と定められている保険のこと

保障期間が限られているため、働き盛りの年齢で万が一のことが起きたときに、ご家族の生活が困窮しないために利用されることが多い保険です。

死亡保険の中で、終身、つまり、被保険者（保険の対象になる方）が亡くなるまで保障される保険のこと

保障期間が亡くなるまで続くため、葬儀費用や相続税の納税資金として用いられることが多い保険です。

定期死亡保険と終身死亡保険を組み合わせた保険のこと

子育て費用など大きな保障が必要な時期は、定期保険に重みがあり保険金額が大きく設定され、それ以降は保険金が減る反面、終身で保障が続く終身保険に重きがおかれる組み合わせた保険です。

保険金を給料のように毎月、分割して受け取れるタイプの保険のこと

保険金が一括で振り込まれると計画的に使えない方の場合、給料のように毎月保険金が受け取れる方が資金管理がしやすいため、利用されます。

被保険者（保険の対象者）が被保険者が保険期間満了後に生存していた場合に保険金が支払われる生命保険のこと

満期（子供15歳時・18歳時という形で設定）まで親が生存していたらまとまった満期金や祝金が支払われる、満期までに亡くなった場合には一時金や一定期間にわたり分割する形（育英年金）で保険金が支払われる仕組みの保険のこと

教育費用を貯めることと、万が一、被保険者が亡くなったとしても、残された家族の生活が困窮しないための保険です。

保険料を支払うことで、払込期間が満了すると、それ以降は毎月、年金が受け取れるタイプの保険のこと

老後の生活資金を準備する目的で利用されます。公的な年金（国民年金、厚生年金）では金額が不足すると考える方向けの保険です。

死亡保険と生存保険が組み合わされた保険のこと

被保険者が保険期間内に死亡、または約款に定められた高度障害になったときに死亡保険金が支払われ、保険期間満了後に生存している場合には生存保険金（満期保険金）が支払われる仕組みの保険のこと

貯蓄機能も、死亡時の保障という機能も兼ね備えた保険です。資産形成をしながら万一にも備えたい方に向いている保険と言えます。

「死亡」以外の保険事故を支払対象として、生きている間に起こるリスクに備える保険のこと

病気やケガで入院・通院・手術等をしたら、所定の給付金が受け取れる保険のこと

病気やケガが原因で働けなくなった時に、働けるようになるまでの一定期間、本来得られるはずの所得（給料）の一部が保険金で支払われる保険のこと

本来、働けば得られる所得の補てんのために使うものですが、現在の所得（給料）以上の保険金額は設定できないなどの制限があります。

介護が必要となった状態（要介護状態）になったときに、給付金を受け取れる保険

介護で必要になる費用がカバーされる保険です。

人生に起こりうるリスク（死亡、病気、ケガ、介護、長生きしたときの老後の生活費用）に対応できるもの