2020年より中国武漢市を発症とした新型コロナウイルスのよる感染症が世界各地に拡大しています。日本国内においても感染する事例が増えていることに加え、感染拡大を防ぐべく、外出を控える動きなどから、小売業や飲食業の売上縮小の他、部品供給網(サプライチェーン)が滞るなどで、製造業においても業績に影響が出始めています。
そのため、カードローンなどを利用してお金を借りている場合において、新型コロナウイルスの影響で返済が難しくなった場合にすべきことをお伝えします。
新型コロナウイルスの影響で多くの業種で売上低迷が広がる
中国武漢市を発症とした新型コロナウイルスによる感染症の影響で、感染拡大を防ぐために外出自粛などが広がる中、小売業や飲食業、宿泊業、旅行業といったサービス業を中心に売上の低迷が叫ばれています。
また、海外での感染拡大により工場の生産が停止するなどで部品供給網(サプライチェーン)においても影響が出始めており、国内の製造業においても影響が出始めています。
感染症の影響が長期化すれば、労働者の給与削減の他、より厳しくなった場合、人員削減に踏み出す企業も増える恐れがあります。特に、今回打撃が大きい、サービス業はパートタイマーやアルバイトといった非正規雇用者も多く携わっている業界であるため、企業の業績低迷が長期化した場合の影響は大きく受けやすいと考えられます。
また、収入の減少によりこれまで借りていたカードローンの返済が難しくなることも考えられます。
カードローンを借りている金融機関に相談する
新型コロナウイルスの影響により収入が減少するなどして、これまで借りていたカードローンの返済が難しくなりそうな場合は、はじめに、現在借りている金融機関に相談することが重要になります。
2020年3月末時点において、新型コロナウイルスによるカードローンの借り入れに関する救済措置などを表明している金融機関は見受けられませんが、状況が状況なだけに、金融機関としても今後の返済方法について検討してくれる可能性は高いと言えます。
全国銀行協会は電話相談窓口を開設
金融機関に相談しづらい内容がある場合や、相談しても解決できない内容がある場合は、一般社団法人全国銀行協会が、今回の新型コロナウイルスによる電話相談窓口を開設しています。
新型コロナウイルスによる影響で、カードローンの返済の他、住宅ローンの返済に困っている場合など、電話で相談することができます。
相談時間は平日の月曜日から金曜日で10時から12時、お昼休憩後、13時から17時までとなっています。一方で、週末である木曜日と金曜日については、19時まで相談を受け付けています。
電話番号は「050-3540-7553」です。
状況の変化で電話窓口の営業時間が変更になる場合がありますので、詳しい内容については、全国銀行協会のホームページをご覧ください。