ご存知の通り、2019年10月より消費税が8%から10%へ増税が行われます。また、近年では原材料費の高騰や人手不足による人件費の高騰などで物やサービスの値上げが相次いでいます。そのため、消費者のお財布事情も厳しいものになりつつあります。今回は消費者ができる値上げ対策を紹介します。
2019年10月より消費税10%へ!物やサービスの値上げも相次ぐ
普段のニュースなどで耳にする機会も増えていますが、2019年10月より消費税が8%から10%へ値上げが行われます。また、消費税増税に加えて、近年では原材料費が高騰していることや、少子高齢化などで人手の確保が難しくなっている中、人件費も上昇していることなどから、物やサービスの値上げも相次いでいます。
消費者においても、物やサービスの値上げに連動して、収入が増えれば良いですが、誰しもが連動して収入が伸びるわけでもなく、多くの方のお財布事情は厳しくなることが予想されます。
そのため、消費者自身でも値上げに対する対策を行うことが重要となります。
家計の収支を見直し固定費を削減する
消費者ができる対策としては、はじめにすべきこととしては家計を見直すことです。収入と支出の割合を算出し、収支が現状黒字であるか赤字であるかを把握することから始めます。
特に支出が赤字であれば、値上げが続くことで赤字幅が大きくなることは容易に想像できます。そのため、はじめに赤字を減らす努力が必要です。
手をつけやすいのは、毎月支払い額が決まっている固定費を中心に見直すことです。例えば、通信費については携帯電話を格安スマホ(MVNO)に変更することで毎月の通信費は大きく減らすことができます。また、普段読む機会が少なくくなった雑誌の購読料についても解約もできます。一つ一つの支出を見直し、本当に必要なのか、なくても困らないのかを分別し、削減を行います。
利用先の店舗を限定しポイントサービスを積極的に活用
値上げ対策としては、できるだけ割引などの特典サービスを利用することも重要となります。そのため、店舗のポイントサービスを積極的に活用するなどの方法もその一つです。
多くの方は、同一業種で複数のポイントカードを持っており、状況に応じて使い分けているという方も多いかと思いますが、できるだけ店舗は限定し、貯めるポイントは集中させることがおすすめです。ある程度、ポイント数が貯まった時点で定期的にポイントを活用して割り引くようにします。
ポイントが分散している場合、使いきれずに有効期限が切れる、管理が難雑になるといったデメリットが生じ結果的に手間が増えることになります。
また、ポイントは買い物以外でも、ポイントサイトなどで貯めた上でご自身が好きなポイントに交換して、買い物などに利用することも可能です。さらには、普段の買い物やサービスでよく利用する店舗が発行するクレジットカードなどを作った上で、カード利用でポイントを効率的に貯めて活用することもできます。
資産運用で資産を増やしていくことも重要
増税や値上げで家計の見直しや割引などの活用以外にも、余裕資金を活用して運用を始めることも重要です。貯蓄だけでは低金利の状況の中、高い利回りを確保するのは難しいと言えます。
そのため、利回りが高い金融商品で運用することになります。通常であれば株やFXなどハイリスクな運用を行うといったイメージをされる方も多いですが、近年では、少ない初期投資額で、低コストかつ初心者向けにリスクを抑えた金融商品も多く登場しています。
例えば、ロボットで自動運用できるロボットアドバイザーのサービスであれば1万円程度で始めることができる他、近年ではポイントを使って少額で運用できるサービスも増えています。NTTドコモではロボットアドバイザーのTHEOと提携して運用でdポイントがたまる「THEO+docomo」を提供しており、運用しながらポイントも効率的に貯めることができるサービスを提供しています。