個人の価値が売買できる「VALU」が話題に!信用評価のあり方が変わる可能性も

https://valu.is/

近年、個人の価値を株式と同様に売買できる仮想上の株式「VALU」が話題になっています。サービスは開始したばかりで、まだまだ一般的に馴染みが薄い状況ですが、活用次第では将来の可能性が大きいサービスであるといえます。

今回は「VALU」のサービス概要を解説するとともに、将来における個人評価のあり方について考えていきます。

VALUとは?

VALUとは、インターネット上で個人が発行する仮想上の「株式」に該当する証券を売買できるサービスで、企業が株式を発行して資金調達をするのに対して、個人が資金調達を行いたい場合にVALUを利用して、インターネット上の不特定多数の人から資金の調達が可能になります

例えば、クリエイターなど個人が主体となって仕事をする人などが、自身のビジネスを拡大していくことを目的に仮想株式を発行することで、インターネットを介して、ファンなど不特定多数の人が資金を出資します。

クラウドファンディングとの違いとは?

インターネットを使った資金調達としては、当サイトでも何度か取り上げていますが「クラウドファンディング」がありますが、今回話題になっている「VALU」との大きな違いとしては、クラウドファンディングはお金を貸すもしくは寄付をするということが主体であることに対して、VALUは、出資した方の成長を取り込むことができることに大きな違いがあります。

一般的に株式を購入すると、増収増益が続くなど企業の経営状況が良好であれば、株式を買う人が増えますので業績に比例して株価も上昇します。そのため、株式を購入することで企業の成長を取り込むことができるわけです。それと同様に、出資した人に対して、活躍が広がれば知名度も向上しそれに応じて時価総額も大きくなることに期待できます。

個人の能力や実力に対する信用評価のあり方が変わる可能性も!

VALUは、インターネットが普及した現代において、将来的に個人に対する能力や実力に対する信用評価のあり方が変わる可能性もありそうです。

今まで、個人に対する評価として、大企業に勤めていることや有名大学を卒業しているなど、何かしらの組織に属しており組織の知名度が高ければ良しという評価が一般的でしたが、これからは産業が情報時代に転換している中、インターネットを活用して個人が主体となって物事に取り組むことが容易になったことから、組織に属していなくてもインターネットで世界中に自分の能力を提供することが可能になっています。

今後は、この様な仮想株式の評価額などを担保に融資判断の材料として活用したりなど、個人の能力の引き上げや新たなフィンテックビジネスの創出などに期待できそうです。

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