カードローンや消費者金融でお金を借りたいと思った際に、金融機関と契約を結ぶ必要がありますが、その際に必ずご自身の年収を申告する必要があります。
その際に、より多くの年収があることを申告しておけば、より多くの金額の借り入れが可能になる、審査が通りやすくなるのではないかと考える方も多いかと思います。
今回はお金をかりる際に金融機関と契約する際に年収を高く偽ることはできるのかを考えてみます。
収入証明書などの書類提示で大げさな偽りはわかってしまう
銀行のカードローンや消費者金融でお金を借りたいと考えた場合、契約書にご自身の年収を記入する欄がありますが、ここではご自身の認識に応じて自主的に申告する欄となりますので、適当な数字を記入することは可能です。
ただし、ここはあくまでも契約者の認識に基づいて記入する欄となりますので、あくまでも補助的な内容となります。実際に審査を行う場合は、契約書に記入した内容以外にも、源泉徴収票や税額通知書、所得証明書、確定申告書、給与明細書などの各種収入証明書の提示が求められ、ここに記載された内容に基づいて審査が行われます。
そのため、多少年収が多く記載されている場合は大きな問題となりませんが、収入証明書に記載されている数字と契約書に記入された数字に明らかに大きな差がある場合は数字を偽っていることがわかります。
明らかに、意図的であるとわかった場合は、逆に審査に通過できない理由となってしまいますので注意が必要です。
契約者と似た属性の人のデータを参考にする
銀行カードローンや消費者金融では、収入証明書以外にも過去に利用した顧客の属性と今回申し込みを行う契約者の属性と似た人を抽出して、概ね契約者の年収などは予想することが可能です。
金融機関は、これまで契約した顧客の膨大な情報であるビッグデータを保有しており、これらのデータを活用して審査を行っています。また、銀行については企業との取引もありますので、業種毎の年収の他、勤め先の経営状況まですべてを把握できていると考えておいても良いでしょう。
そのため、契約者が契約書を記入するのはあくまでも審査において表面的な情報を把握するだけに使われ、審査では契約書の内容に基づいて、過去のビッグデータを分析して審査の可否を判断します。
契約書には正しい内容を記入するのがベスト
銀行カードローンや消費者金融でお金を借りる場合は、審査を優位にしたいと考えて数字を大きく記入するなどの行動を指定しまう方は多いかと思いますが、逆にそのような行動をすることが審査を難しくする要因にもなります。
そのため、契約書には誠実に正しい情報を記入することが、審査に通過するためには一番良い方法であると言えます。