家電量販店などで比較的金額が大きな買い物を行う場合において、クレジットカードを利用する方は多いかと思いますが、クレジットカードを持っていない場合や現金が用意できない場合など、店頭が提携先の信販会社を通じて提供しているショッピングローンを利用する方法があります。
今回は、ショッピングローンの申込内容と審査判断基準を確認します。
ショッピングローンは信販会社が商品を立て替えてくれるローンサービス
ショッピングローンとは、電化製品など金額が大きい買い物をする場合などを想定して、商品購入代金を信販会社が立て替えてくれるローンサービスです。
クレジットカードを持っていれば、クレジットカード会社などが規定した支払回数などを設定することで分割で購入するという方法が使えますが、クレジットカードを持っていない場合など現金で購入することになります。しかしながら、手持ちの現金がない場合などは、ショッピングローンを使うことで分割での支払いが実現します。
ショッピングローンでは店舗と信販会社が契約してサービスを提供しており、消費者がショッピングローン申込後、信販会社が審査を実施し、問題なければ購入代金を立て替え、後日、消費者は金利と合わせて予め規定した支払回数で返済を行うことになります。
ショッピングローンの申込内容
店頭でショッピングローンを利用して商品を購入する場合は、購入時に店員にショッピングローンを使いたい旨を伝え、専用の申込用紙に必要事項を記入します。
申込時に記入する内容としては、概ね以下のとおりです。
1.氏名
2.生年月日
3.住所
4.電話番号
5.勤務先
6.勤務先住所
7.勤務先電話番号
8.勤務年数
9.年間収入
10.連帯保証人
後述していますが、ここに記載された情報を元に審査が行われますので、正確に記入する必要があります。こちらに記載された内容に不備があると、審査に通過しない要因となります。
必要を記入後、店頭側で購入しようとしている商品の情報などが記入され、書類が完成後に信販会社に送られます。
ショッピングローンの審査内容
ショッピングローンの審査判断基準として、購入しようとしている商品の金額に対して支払い能力があるか、安定した収入があるか、信用情報に問題が無いか判断されます。
商品の金額に対して支払い能力があるか
ショッピングローン申請時は商品の情報と共に信販会社に送られます。そのため、事前に申告した収入内容を加味して支払い能力の有無が判断されます。
そのため、収入に比べ、購入代金が高額すぎる場合など審査に通りにくくなる可能性が高いと言えます。
安定した収入があるか
ショッピングローンの場合は、クレジットカードとは異なり総量規制の対象外となっており、収入が無い方でも利用することは可能です。そのため、アルバイトやパートタイマーの他、学生、専業主婦でも申し込み事は可能です。
収入が少なくても申し込むことは可能ですが、前述したとおり、購入代金などによって、現状の収入で支払いが厳しいと判断されると審査に通過できなくなります。
また、返済期間が長くなる場合などは、継続勤務年数なども考慮されます。継続勤務年数が長いと返済も毎月可能であると期待できます。
信用情報に問題がないかどうか
ショッピングローンだけではなく、クレジットカードや各種ローンサービスでも同じですが、過去の金融事故の情報であったり、現在の借入額の状況などを確認するために、信用情報の確認が行われます。
そのため、過去に返済が滞っており、その記録がされている、短期間で立て続けにクレジットカードやローンサービスを申し込んでいるなどであれば、審査に断れる可能性も高まると言えます。
また、近年では携帯電話やスマートフォンを分割で購入する方も増えてますが、通信量と合わせて支払っている場合、これらを滞納すると信用情報にも記録されますので注意が必要です。