銀行カードローンや消費者金融に限らず、住宅ローンや自動車ローンでも金融機関からお金をかりる場合、必ず勤務年数と年収が問われます。
ただ、勤務年数が1年未満など短い場合、審査に何かしら不利になるのではないかと不安になる方も多いのではないでしょうか?今回は、勤務年数が1年未満と短い方でも銀行カードローンや消費者金融でお金を借りることができるのか見ていきます。
勤務年数が短くても見込み年収から借入額が決定する
結論から言うと、勤務年数が短くてもお金を借りることはできます。ただし、借り入れられる金額は見込み年収を計算した上で決定することになります。
勤務年数は1年未満であれば1年と申告できる場合もありますし、入社年月日を記入する場合もありますので、金融機関側でおおよその勤務期間はわかります。
ただ、勤務年数が1年未満であれば年収がわかりませんので、現在の給与金額からおおよその年間の年収を計算して申請することになります。
勤務期間が1年未満は多額のお金は借りられない
勤務期間が1年未満の場合は、あくまでも見込みの年収であるため、既に勤務期間が長く年収がはっきりと分かっている方に比べると、金融機関にとってはリスクが高いと言えます。
また、消費者金融からお金をかりる場合は、年収の3分の1以上の借入を制限するための総量規制の適用になります。そのため、年収がはっきりとしない場合、少しでも年収が減少するなどした場合、総量規制を超える金額を貸し付けてしまうことも考えられます。
そのため、見込み年収が240万円であったとしても、その3分の1の金額である80万円より少ない金額となる可能性があります。
銀行カードローンは総量規制対象外だが審査は厳し目になっている
一方で、銀行カードローンについては総量規制の対象外ではありますが、近年、日銀のマイナス金利政策により銀行が新たな収益源を強化する目的に銀行カードローンを過剰に貸し付けていることが問題となりました。
そこで、2017年9月20日の記事で記載している通り、全国銀行協会が各行に審査を厳格化を求めており、総量規制と同様に年収の3分の1以上の貸付を厳しくしています。
そのため、銀行カードローンを利用する場合でも年収の申告が求められることも考えられます。