クレジットカードを持つと手元に現金がなくてもカード1枚であらゆるお買い物が可能となります。その反面、現金を扱わないため金銭感覚が無くなってしまい、ついつい使いすぎてしまい請求書が来て驚いた経験もしたことがあるかたも多いかと思います。
使いすぎてしまったがために、支払い料金が不足してしまい滞納につながってしまうこともあります。今回はクレジットカードの利用料金を滞納した場合、その先どうなるのか解説します。
クレジットカード利用料金の再引き落としが行われる
クレジットカードの利用料金が多くなり、請求書の期日まで指定した代金が用意できず口座振替ができなかった経験をしたことがある方も多いかと思いますが、クレジットカードの利用料金の振替が指定した日に出来なくても、即解約させられるなどのペナルティがあるわけではありません。
通常であれば、指定した日は、何度か引き落としが実施されますので、うっかりと指定した銀行口座に振替を忘れていたという場合であっても、当日の営業時間内に振替ができれば、クレジットカード利用料金の引き落としは実施されます。
カード会社が指定した日に振替ができなかった場合は、クレジットカード会社から引き落としができなかった旨のはがきが届き、書面に再度引き落としが実施される日が記載されていますので、その日までに用意できれば問題ありません。
再引き落とし失敗の場合は電話やはがきで督促連絡が来る
クレジットカード会社が指定した再引き落とし日にも、クレジットカードの利用料金が引き落とせなかった場合は、本格的に督促の連絡が来ることになります。
電話とはがきでで連絡が来ます。督促が行われた場合は、再引き落としもカード会社によっては可能な場合もありますが、多くはカード会社がしてした銀行口座に振り込む形で支払う必要があります。
また、督促の時点で、利用料金だけではなく遅延損害金も発生していることにも注意が必要です。クレジットカードの遅延損害金は年率20%となります。例えば、5万円を10日間滞納すれば、273円の遅延損害金が発生することになります。
クレジットカードの強制解約後一括返済
督促を行っても、支払いの対応がない場合は、クレジットカードが強制的に解約が行われることになります。強制解約が行われればこれまで滞納していた利用料金と遅延損害金をあわせて一括で請求されることになります。
一括で請求しても銀行口座にお金がなく振替ができない場合は、裁判所が介入して差し押さえが行われます。差し押さえでは銀行口座の他、給与の差し押さえ、車や家財など何かしらお金になるものが差し押さえが行われます。
差し押さえ後、現金化して利用料金の支払いに充当されます。
クレジットカードを滞納すると、信用情報に金融事故として記録されることになり、新しいクレジットカードを作ることはもちろん、自動車ローンや住宅ローンを借りることができなくなってしまいます。そのため、支払いが難しいと判断した時点で、すぐにクレジットカード会社に相談することをおすすめします。