火災保険の保険金額はどうやって決める?いくらにすべき?

火災保険の保険金額はどうやって決まってくるのでしょうか?また、いくらにすれば良いのでしょうか?ここでは火災保険の保険金額について解説します。

火災保険の保険金額は自由に決められるものではない

生命保険であれば、生命保険の保険金額をいくらにするのかは?保険加入者側が設定できます。1000万円でも、1億円でも、良いのです。

しかし、火災保険というのは火災で住まいや家財が焼失してしまった場合の保険なのです。

そのため、火災保険の保険金額は、加入する「建物」と「家財」の価値以上にはかけられないのです。

火災保険の保険金額はどうやって決める?いくらにすべき?

ということになります。

「建物」と「家財」の価値が1000万円なのに火災保険の保険金が1億円入って、火災があったら9000万円得する

なんてことはできないのです。仮にそれができてしまったら、自分で放火する人が増えてしまいます。

今の「建物」と「家財」の価値が火災保険の保険金額の上限なのです。

「建物」と「家財」の価値ってどうやって決めるの?

では、その「建物」と「家財」の価値ってどうやって決めるのでしょうか?

  1. 再調達価格(新価額)
  2. 時価

という2つの方法で決めることができます。

1.再調達価格(新価額)

火災保険の対象である建物や家財を再度取得する(修理・購入・再建築)するために必要な額を基準として評価する方法です。

2.時価

再調達価格(新価額)から、経年劣化による消耗分を差し引いて評価する方法です。今売ったらいくらか?という価格に近くなります。

再調達価格(新価額)で評価するのが基本

経年劣化の金額を差し引く分

再調達価格(新価額) > 時価

という関係になります。

火災保険では評価額めいいっぱいまで保険をかけておくことが基本なので、再調達価格(新価額)で評価してもらった方がお得ということになります。今では、火災保険を提供しているほとんどの保険会社では再調達価格(新価額)での評価をするようになっています。

火災保険の保険金額は評価額めいいっぱいまでに設定するのが基本

火災保険の保険金額は評価額のめいいっぱいまで設定すべきものなのです。

評価額よりも、低い保険金額を設定するのであれば、万が一火災にあってしまった場合に同じ状態に復旧する費用が足らないことになってしまいます。

せっかく、火災リスクに対応するために火災保険に入ったのに、火災保険の保険金額では同じ状態に戻せない

という意味のわからない結果になってしまいます。

火災保険に加入するのであれば、保険金額は評価額めいいっぱいまでに設定するものだと考えておきましょう。

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